この『X-Techビジネス大全 ~既存産業×デジタルが最適化社会を切り拓く~』という1冊は、私が顧問として関わっている出版社で、私も一緒に関わって楽しく作らせていただいた1冊です。
世界はどんどん進化しているなぁと思います。
家にいなくても、エアコンを可動できたり、家の中が見えたり、自動車もどんどん自動運転になったりと、目まぐるしい変化です。
病気の治療も、今は、コロナ感染症の話題で進化が見えにくいですが、10年前に不治の病と言われていた病気の治療法が、どんどん開発されたりしています。
このX-Techの話は、テクノロジーと各分野の掛け合わせで革新的な進化が生まれている様子を語っています。
身近なところで言うと、個人で使えるデザイン、音楽制作、イラストなどのソフトの登場でクリエイター分野の敷居も下がっていますが、産業やコンテンツ分野も、ツール類の進化、安価なA Iソフトやロボットの登場で、大企業だけが勝ち残るというわけではない土壌ができつつあるのだと思います。
「私はこんな思いで事業を立ち上げています!」
そんな名乗りを上げることで、「私は、あなたの事業を応援したい!」と集まってくる人がいる。
私は、経営者の方の本の出版をお手伝いさせていただくことも多々あります。
その方々の刊行後の様子を見ていると、本を刊行する、つまり「名乗りを上げる」ことによって、事業の幅がグーンと広がっています。
信用力が上がる。
発信力が上がる。
知名度が上がる。
本を出版するということは、影響力を高めることだとつくづく思います。
そして、その社長さんたちは、その後大きく事業を展開しています。
私も実際、私のやっている事業が面白いと応援してくれてる事業主さんがいらっしゃり、私の事業をモデルに実験してくださっている方々もいます。
これもすべて、私が「人類すべてが本を作ったいいと思ってるんだ!」と発信しているから。
「おかしな奴がいる」と近寄ってくれて、私と話をしてくれます。
もちろん、私も口説きますが、双方で口説き合うような感じになり、いい意味で、ミイラとりがミイラになりあって、新しいイベントが始まったりします。
時折、社長の中には「その考えを発信したら盗まれちゃう!」と心配する方もいます。
案件によっては、クローズにして開発を進めたほうが良いこともあるでしょう。
でも、本の編集は、その開発の案件を出すことではありません。
社長の思いを、形を変えて編集することも可能です。
むしろ、開発の具体的な内容ではなく、ビジョンや、方向性や意志、考え方や具体的な世の中の事象をモチーフにして表現することもできます。
例えば、「自分は、開発途上国の人たちに綺麗な水を飲んでもらいたいので、汚れた水を綺麗な水に変えるためのシステムを開発した」という事案では、その水の浄化システムの開発工程など話す必要はありません(一般の人はそんなことを聞かされても分からないため)。
この場合は、「世界に綺麗な水を飲める人がどのくらいいるのか」「なぜ、社長がこの問題に取り組むようになったのか」「綺麗な水ができるようになることで、どんな可能性があるのか」など、物語や志を語ったほうが、読者にとっては面白いのです。
あなたのイノベーションのアイデアや、世界を変えたい意欲を本にしてほしい。
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『X-Techビジネス大全』(著: 岩本 隆・加賀裕也 2020/4/17)
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