多くの方は、「自分に出版できるネタがあるだろうか?」と考えがちです。
しかし、どんなに売れている本でも、最初からエッジの効いたタイトルであったわけではありません。
多くの売れている著者たちも、自分の活動って本になるの? そんなところからスタートしています。
なので、「本になる」と確証があってスタートした人は、ほとんどいないと思っていただいて間違いありません。
「本にしたい」という動機があったから本になっているのです。
著者になるというのは、事業を起こすことと似ていると感じます。
Appleがガレージから創業したことは有名ですが、華々しく資本金何千万円という会社もありますが、多くの企業のはじまりは、「小さな事業」と「大きな思い」からスタートしていると思います。
事業が成功する保証は誰もしてくれません。経営者が前に進むだけです。
Appleだって、豊田自動車だって、松下電気だって、そんなふうに進んできた。
事業をやっている方のなかには、それが当たり前じゃないかと思う方もいるかもしれません。
あるいは、「夢中になって活動していたら、いつの間にか事業になっていた」ということなのかもしれません。
事業を継続するというのは、簡単なことではないでしょう。
もちろん、何かを成し遂げたい理想や、才能も持っているのは事実でしょう。
でも、多くの成功者は、才能があったから成功したのではなく、「才能は当たり前にあった上に、努力と継続があって、さらに才能が磨かれ、結果的に成功した」ということなのだと思います。
なので、なかなか「本を出版する」という発想に至らなかったり、冒頭で書いたように「自分が出版なんて、考えたこともない」「出版が、できるはずがない」と思う方も多いのでしょう。
しかし、私からすると、ここに宝の山が眠っているのです。
人は、自分のことがわかりません。
自分のことは鏡でしか見られないように、何か媒体がないとわからないものです。
私は、多くの経営者の方が持っているものを本にしてきましたが、私が「面白い!」と思うものに最初から気づいていた人は1人もいません。
だから、私は、その眠る「宝」と出会いたい。
事業をやっている方は、必ず「実用書」を書ける素養を持っているのです。
例えば…
「輸入販売をされている方」
海外の人とのコミュニケーションのコツや、海外での売れ筋と日本の市場を知っているでしょう。
「雑貨を売っている方」
今の人たちに好まれる雑貨やこれからの傾向を知っているでしょう。雑貨業界の仕組みや特徴もご存知でしょう。
「ネジを作っている方」
あらゆる製品の要となるネジ。その製品の特性によって科学的な設計の極意や特徴があるでしょう。
などなど、あらゆる事業をされている経営者には、必ず、本になる企画があるのです。
どうぞ、私たちに皆さんのやっていることを教えてください。
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『愛の会社エグジット』(著: 吉田学 2021/6/18)
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